これまで検証が不十分だったためご案内できていませんでしたが、株式会社エアリスではこのたび店舗用床置きエアコンを対象にパウダーガードフィルターの実用実験を行いました。
以前から多くお問い合わせをいただいていた分野のため、今回その結果をお知らせします。
店舗用と設備用の違い
店舗用エアコン:風量・静圧などの改造やヒーター・ダクトの接続が不可
設備用エアコン:風量・静圧などの改造やヒーター・ダクトの接続が可能
店舗用エアコンは構造上、フィルターなどを設置すると風量が低下するため取付不可でした。
しかしパウダーガードフィルターの圧損が少ない事が分かってきたため、今回は弊社実験室にて実際にうどん粉を用いて吸い込み実験を実施しました。

実験結果
実験機:日立製 床置型 RPV-GP160KA
使用フィルター:PGF-6055-H-AL
使用粉末:うどん粉 5kg
検証時間:6時間
空調機定格風量:H急風31/急風27/強風24/弱風18(㎥/min)
実験はH急風で実施しました。
<実験前>

・初期圧損 25Pa
・初期風量 31㎥/min
・フィルター重量 1.9kg
<実験後>

・最終圧損 80Pa
・詰まり時風量 18㎥/min
・フィルター重量 6.8kg
詰まり時の風量が定格弱風(18㎥/min)と同等になるまで吸い込み続けた結果です。
なお、フィルターの交換目安は初期圧損の約2.5倍(60Pa)です。
本来は圧損が60Paを超える前に交換することが望ましいものの、交換時期を多少過ぎても弱風相当の風量は確保できることが確認できました。
<実験後 ファン汚れなし>

よくある質問
Q.注文から納品までどれくらい?
A.フィルターとケーシングを合わせて約1ヶ月です。
Q.どんな工事が必要?
A.ケーシングの取り付けのみで、作業時間は約1時間です。
ご検討中の方はどうぞお気軽にお問い合せください。






