葛(くず)蕨(わらび)専門の和菓子メーカーより、以下のご相談がありました。
・原料の計量室で使用している空調機(日立製 RP-AP224CSP1)に葛粉が付着してしまい困っている。
・FOOMA JAPAN 2025でパウダーガードフィルターを知り、ぜひ導入したいと考えている。
エアリスでは関東圏外からのお問い合わせが増えていることを受けて、社員2名が西日本エリアのお客様を訪問し製品のご紹介や課題解決のご提案をさせていただいておりました。
パウダーガードフィルターは1μm以上の粉を99%捕集することができます。
葛粉の粒の大きさは約15μmのため、十分な効果を発揮します。
今回は事前にご用意したフィルターケーシングとパウダーガードフィルターの納品でお伺いさせていただきました。
■施工内容
・パウダーガードフィルターの設置工事
■施工風景写真
<ケーシング設置後>




<フィルター設置後>



また、フィルターをより長持ちさせるためにケンドン式のフィルターユニットを設置しました。





<風速測定風景>

■施工後のお客様の声
お客様からは『以前は内部に細かい微粉末が冷媒にびっしりと付着し、水分なども含んでカビまで生えていました。
パウダーガード施工後はフィルターがしっかりと微粉末をとらえているため内部にほとんど粉が入り込んでいないので、カビも発生せず、嫌な臭い等も発生しなくなりました。
これだけ微粉末を吸着してくれるなら業者によるエアコン内部の洗浄等の頻度も少なくて済みそうです。』とのお言葉を頂きました。
■廣八堂様について
福岡県朝倉市秋月で明治8年に創業した株式会社廣八堂(ひろはちどう)様は、140年以上にわたり本葛づくりを続けてこられた老舗の和菓子メーカーです。
秋月はかつて本葛の産地として知られる歴史ある城下町です。
廣八堂様はこの地で培われた伝統を守りながら、現在では原料の安定供給を図るため日本有数の葛の生産地・鹿児島県垂水市に自社工場を設けておられます。
鹿児島工場では葛根の採取から精製、加工、仕上げまでを自社一貫で実施され、「寒晒し」と呼ばれる伝統的な製法を守りつつ近代的な設備を導入し、品質と生産効率の両立を追求されています。
本葛粉の生産量は日本一を誇り、その品質へのこだわりは創業当時から変わりません。
また、本社工場では本葛を主原料としたくず湯などの家庭用商品、冷凍工場では自社原料を用いた胡麻豆腐やわらび餅などを製造され、すべての工場で国際的な食品安全マネジメント規格「FSSC22000」を取得し安心・安全な製品づくりにも力を注いでおられます。







